二世帯住宅とは

2020年10月7日

二世帯住宅とは

二世帯住宅は二つの世帯が一つの敷地・建物に居住し生活することを言います。

昔は親世帯との距離を表す言葉として「スープの冷めない距離」というのが、良くも悪くも使われていましたが、最近では「できたて熱々のスープの距離」である二世帯住宅を選ぶ家族が増えてきているようです。

二世帯住宅といっても、様々な形態があります。
それを見てみましょう。

・完全同居型

これは玄関・風呂・トイレ・キッチンなどすべて共用です。プライベートがあるのは寝室ぐらいでしょう。メリットとしては、家の造りは1世帯住宅とほぼ同じで部屋数が多い程度なので、建築費用が一般に言われている二世帯住宅よりも安く済むことでしょう。そして、居住者同士の距離が非常に近いので、居住者同士で支え合い、助け合いながら生活できる反面、些細なことからストレスを発生しやすい居住方式といえます。
一般の住宅と殆ど変わらないつくりなので、いざ手放すときにも売りやすいと言えます。

・一部共有型

玄関風呂トイレキッチンリビングダイニングのうち、一部が共有というスタイルです。現代の二世帯住宅というとこのスタイルが多いのではないでしょうか。問題は何を共有して、何をしないか。建築してから変更するのはできない部分なので、建てる前に世帯間で十分に話合いが必要です。建ててからこんなはずでは・・・となるのは悲惨です。このスタイルの場合は、キッチン・リビング・ダイニングを共有にするケースが多いです。

特に「玄関」を別にすると二世帯住宅感が大幅に薄れます。

・分離型

例えば1Fは子世帯、2Fは親世帯というように世帯感で階層を分けたり、あるいは建物を完全に別に建てて、通路でつないだり、庭を共有したりというパターンです。
後者は同じ敷地に建物が別にあるので、一般的な二世帯住宅というイメージではないでしょう。二世帯住宅で分離型というと、階層が分かれているというようなお宅ではないでしょうか。
この場合は、「完全同居型」「一部共有型」に比べると、プライバシー性が最も高いといえます。あるとすれば、上に住む世帯の足音ぐらいではないでしょうか。

二世帯住宅のメリットとデメリット

二世帯住宅のメリット

二世帯住宅のメリットと言えば、様々な負担の軽減です。子世帯からすれば、一番大きいのは「育児」の負担です。現代は共働きが当たり前の時代。夫婦でフルタイムで働いている世帯には子育てがネックになります。二世帯住宅ならば、親世帯に子どもの世話を任せることができます。親が引退していれば尚更です。そして親世帯からすれば介助や介護です。実際に介助や介護の必要がなくとも、いざとなれば頼れる家族がそばにいる、というのは精神面でもとても安心できる環境といえるのではないでしょうか?

子世帯、親世帯、それぞれの面からのメリットもあれば共通してのメリットもあります。それは水道光熱費、食費などの日々の生活の上で生活のなんらかの部分を共有しているだけでも金銭的な負担は分かち合えるといえるでしょう。

二世帯住宅のデメリット

まずやはりデメリットとしてはプライバシー性が低いことです。共有・共用部分が多ければ多いほど、プライバシーは減るといえるでしょう。
それにより生活で癒しのはずの我が家でストレスを感じることが多くなり、最悪の場合は「家に帰りたくない」となってしまいます。プライバシーについて全く気にしない人もいるし、気にする人は過敏です。
さらには生活スタイルの差異もあります。ずぼらな人ときちっとしている人が共同生活をするのは大変です。これは居住者それぞれの性格、性質にも起因するでしょう。
やはり、建てる前の話し合いが肝要ではないでしょうか。

そしてメリットで挙げた、「様々な負担の軽減」が、どちらかが依存しすぎて負担が重くなりすぎて、それが二世帯生活の崩壊につながることもあります。
金銭的な負担ならば目に見えるけど、家事や育児、介護の負担はなかなか数字にできないので見えづらい。
負担の軽減といっても、やはり節度を以って、相手世帯を尊重して気遣ってというのが必要ですね。
とは言うものの、その節度や常識がそれぞれ違うから他人同士が一緒に暮らすのは大変なのですが・・・。

二世帯住宅のまとめ

デメリットもそれなりに書きましたが、それさえクリアできればその恩恵を享受できるでしょう。
それには、相手世帯に依存しすぎないこと、そして定期的な話し合いが大事になると思います。

また別の機会に「二世帯住宅を快適に暮らすコツ」について書きたいと思いますので、気長にお待ちください。

Posted by 二世帯 生活